インデックスETFの銘柄比較方法

ETF銘柄選定

「S&P 500の指数に連動するインデックスファンドはVOO、SPY、IVVの3つあるが、どれにすれば良いか」など、候補銘柄を絞ったけど似たような特徴のため、どれかひとつを選択するために悩んだことはありませんか

私も良く悩みましたので、自分が複数候補のETFから銘柄を選択する際に、判断材料としている事項をまとめてみました。

当記事では、私が直近でポートフォリをに加えたグルーバルREIT ETFを事例として、記載したいと思います。

比較する事項は下記の3点です。

基本情報(運用会社、設定日、総資産額、経費率等)
-過去のパフォーマンス
-ETFのポートフォリオ


なお、本記事の内容は、アセットクラス(株か債券か等)は何にするか、どの国にするか等の銘柄選択の上流にある判断をすでに実施した後の話になります。アセットアロケーションやポートフォリオの考え方に関しては、こちらの記事をご覧いただければと思います。

>>30代サラリーマン投資家のアセットアロケーションの考え方
>>30代サラリーマン投資家のポートフォリオの考え方

基本情報の比較

まずは候補銘柄の基本情報(運用会社、設定日、総資産額、経費率等)を比較します。各運用会社の銘柄のHPより確認できますが、このレベルの情報であれば、購入元の証券会社のHPでも確認可能と思います。

今回の事例では、グルーバルREIT ETFについて、GQRE、REET、RWOという3つの銘柄に絞って情報を整理し、比較しました。

以下は3銘柄の2022年2月28日時点の各ETFの基本情報の比較表です。

<各社HPの情報より抜粋>

運用会社について、Black RockとSTATE STREETは日本人の米国株投資家にはおなじみの会社ですが、NORTHERN TRUSTはよく知られていない会社と思います。私も知りませんでしたが、運用資産は1.2兆ドルと米国トップのBlack の8分の1程度ですが、運用会社の規模としては全く問題ないと思います。

設定日について、RWOが最も古くリーマンショック前から設定されています。

資産総額は、REETが最も大きく34億ドル(日本円で凡そ4000億円)あります。RWO、GQREはREETと

比較すると小規模ですが、流動性の観点ではそこまで大きな問題になることはないと思います。
経費率はREETが最も小さいです。

経費率は、REETが最も低いです。

過去のパフォーマンスの比較

次に過去のリターンを比較します。
証券会社のHPでも確認可能ですが、より詳細な情報を得るために私は、運用会社のHPを見ています。

以下は、2022年2月28日時点の各ETFの過去のパフォーマンス(年率リターン:単位%)の比較表です。

<各社HPの情報より抜粋>
*REETの「1Month」のみHPに情報がなかっため、1/31と2/28の価格を元に計算

過去5年より、3銘柄比較できますが、ほぼ同じパフォーマンスと思いますので、ここでは甲乙つけがたいですね。

なお、「SINCE INCEPTION」の数値はファンドの設定日からの年率リターンのため、今回は参考として見る程度になります。ここでは、RWOは2008年5月と最も古く、リーマンショックとコロナショックの2つの暴落局面を経験しているファンドですが、それでも年率4.25%のリターンが出ているので、長期的にみても一定のリターンが出ていることは確認できます。

加えて各社のHP以外に参照しているのは、Bloombergの銘柄検索ツールです。
こちらは、株価推移の比較がビジュアル化され見やすいので参考にしています。

対象の銘柄を検索し、さらに比較したい銘柄を追加して株価の推移グラフを見ることができます。
確認できる単位は、1日、1月、1年、5年になります。

下記は、3銘柄に加えて、VOOを追加して比較してみました。
直近5年は、グローバルREIT ETFの3銘柄は比較的似たような動きをしますが、VOOと比較すると大きくアンダーパフォームしています。

<Bloombergの株価検索ツールより作成>
青: VOO、赤:GQRE、緑:RWO、オレンジ:REET

ポートフォリの比較

最後にETF自体のポートフォリオを確認します。銘柄数、国別、セクター別、会社別(上位銘柄が占める割合)になります。
なお、前項までの比較でRWOは候補から落としましたので、2銘柄で比較しています。(過去5年REETとほぼ同じ動きで、経費率がREETより高いため)

<銘柄数>
GQRE:184
REET:347

<国別ポートフォリオ>

<各運用会社HPのデータより作成>

<セクター別ポートフォリオ>

<各運用会社HPのデータより作成>

<上位10社>

<各運用会社HPのデータより作成>

GQREは米国の割合が若干低いですが、構成銘柄全体としては銘柄数が多く、上位10社の合計割合が低いREETの方が分散されていると思われます。

以上、基本情報、過去のパフォーマンス、ETFのポートフォリオの3つの観点で3銘柄を比較しました。

今回は、結論的にはREETにしました。理由としては、直近5年のパフォーマンスではGQREがREETより若干良いものの、分散と経費率の低さでREETを選択しました。

情報を見える化することにより、判断がしやすくなると考えます。

まとめ

ETFを初めて買い始めた頃は、とりあえず興味を持った銘柄を買ってみることが大事だと思いますので、本稿で記述したように比較したりしなくても良いと思います。

一方、少し慣れてきて色んな銘柄を試してみたくなった場合は、自分自身である程度、調べてから購入することをお奨めします。

自分自身で調べることにより、その銘柄を購入することに納得感がでるので、予想しない値動きになった場合に、すぐに売ってしまうような事態が少なくなると思います。

私自身、ネット記事で推されている銘柄を記事をみただけで購入し、その後すぐに想定以上に大き値下がりしたため、その銘柄を信じきれずすぐに売ってしまった経験があります。

それ以来、個人投資家であるため時間や情報に限りはありますが、購入する際はある程度は自分で調べて、納得してから購入するにしています。

以上、今回の記事が参考になれば幸いです。

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