コモディティETF(GSG,DBA,GLD)の紹介

コモディティ

最近は、ロシア・ウクライナ情勢関連のニュースが絶えません。
いろんな見方があると思いますが、日本にとっても対岸の火事とは思えないような状況と感じています。

投資環境については、先進国の株価は軒並み下落している一方、コモディティ価格はエネルギー関連を中心に急激に上昇しています。

投資環境としては、先がかなり不透明な状況となっていますが、投資のリスクを軽減するという観点では、ポートフォリオにコモディティを加えることがひとつ方策として考えられます。

当記事では、コモディティ投資の概要と米国のコモディティETFの一例を紹介したいと思います。

コモディティ投資の概要

<コモディティ投資の定義>
教科書的な定義は、下記のとおりです。

「コモディティ(Commodity)とは、一般に、“商品”のことを指す言葉で、コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ(商品)に投資することをいいます。」

SMBC日興証券のHP

<商品種別>
・貴金属:金・銀・銅・プラチナ、アルミニウム等
・エネルギー:原油、ガソリン、天然ガス等
・穀物:大豆、小麦、トウモロコシ等

<投資方法>
コモディティには、以下の手法で投資が可能です。

・投資信託
・ETF
・現物取引
・先物取引

現物取引や先物取引の取り扱い商品(手数料も含めて)は証券会社によって異なります。証券会社比較については、別の記事で書きたいと思います。

因みに私が使用している楽天証券は、現物取引(金・銀・プラチナ)、先物取引(各種貴金属・穀物)に対応したサービスあります。

<コモディティ投資のメリット>
①株式の値動きと必ずしも連動しない
下表は、CRB(先物指数*)とS&P500の推移を表示したものです。20年間のうち。商品優位と株式優位の期間に分かれており、株式と異なる動きを取る傾向にあります。
そのため分散投資の手段のひとつになり得ます。

なお、直近では2022年に入ってからS&P500は10%程度下落していますが、CRBは20%程度上昇しています。

日経新聞2021年2月28日より引用

*CRB;アメリカのNYFEで取引されている代表的な商品先物指数のひとつエネルギーや貴金属、農産物などのコモディティを幅広く網羅し、世界的な物価や景気の代表的な指標として使われ、特に製品原料として使う商品を多く含むため、物価上昇率(インフレ動向)の先行指標として国際的に注目されている

②インフレヘッジとなる
インフレになるとお金の価値が下がり、物価が上昇するので、実物資産を保有しているという意味では、インフレ対策にもなります。

<コモディティ投資のデメリット>
①相場が読みづらい
コモディティは、需給で価格が変動します。その需給の変動要因もコモディティの種類ごとに異なるため、相場を読むことは難しいとされています。

②配当金がない
ETFも含め、コモディティ投資は配当金といったインカムゲインがないのも特徴の一つです。

主な米国籍のコモディティETF

楽天証券で購入可能な個人的に考える代表的な米国コモディティETFを一覧化しました。(IVVは比較のため記載しています)

楽天証券および各運用会社のHPより作成(2022年3月6日)

IVVのような代表的なインデックスファンドと比べると、DBAやGSGといったファンドの純資産総額は小さいですが、それでも10億ドル以上あるので、十分な規模と思います。
経費比率もIVVより高い傾向にあります。

また、下記は2022年2月28日時点における各期間のパフォーマンス(過去●年の年率リターン)になります。
長期投資という観点では、やはりS&P連動するIVVの実績が抜けています。
一方、直近一年では、コモディティが優位な傾向になっています。

各運用会社のHPより作成(2022年3月7日)

まとめ

コモディティの概要と代表的な米国ETFについて、まとめさせていただきました。
興味を持った方は、是非他のネット記事や運用会社のHPをご覧になって、理解を深めていただければ幸いです。
もしくは、DBAやDBAは20ドル程度と単価が低いので、少額を購入してみて値動きを把握してみるのも一案です。

私個人として、分散投資の手段のひとつとして、ポートフォリオの一部に組み込んでいます。

ただし、米国株と異なり、長期で右肩上がりになるような投資対象ではないとも考えますので、ポートフォリオに占める割合はだいたい5-10%前後としています。(今年に入ってから従来よりポートフォリオに占める割合を少し増やしています)

今後もコモディティの動向をしっかり追いながら、情報発信していきたいと思います。



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