30代サラリーマン投資家のアセットアロケーションの考え方

アセットアロケーション

「どの資産をどれぐらいの割合で保有するのが適切か?」

投資の経験が増えてくる中で、私が悩んだ論点のひとつです。同じような悩みを持たれる方がいらっしゃると思いますので、私のアセットアロケーションと考え方を紹介したいと思います。

アセットアロケーションとは

定義的には、以下のとおりです。

「どの資産をどれぐらいの割合で保有するか」アセットアロケーション(資産配分)」

投資においては、「現預金」「国内債券」「外国債券」「外国株式」「不動産」等の特性が似ている商品をカテゴリー別に分け、資産配分を検討する必要があります。

アセットアロケーションの検討が必要な理由

では、なぜアセットアロケーションの検討が必要なのでしょうか。

それは、投資家それぞれでリスク許容度に応じた投資資産の配分を決める必要があるからです。

では、リスク許容度とは何か?

●資産運用における「リスク」

投資対象の市場価格の振れ幅と不確実性

●リスク許容度

→株式等の市場価格の上下に伴う、自身の資産残高の増減をどれだけ許容できるか

●リスク許容度の判断材料

→運用期間、収入、資産残高、家族構成、ライフイベント等、自身の環境によって判断

例えば、年齢が20代で、運用期間を60歳までとする場合は、相対的にハイリスク・ハイリターンな資産である「株式」を多く保有することが考えられます

残りの運用期間が長く、近い将来において資産を大きく取り崩す可能性も小さいため、一時的に大きく値下がりしても、再び価格が上昇することを見込み、そのまま保有し続けることができます。
従って、リスク許容度は高い、とい言えます。

一方、リタイアが目前の50代後半の人は、価格変動の幅が相対的に低い(リスクの低い)債券を多く保有することが考えられます。

近い将来、運用した資産を順次取り崩して生活費に充てる場合、大幅に資産価値が下落した状態での取り崩し極力避けたいと思います。従って、リスク許容度は小さくなります

このように目指すべきリターンと許容できるリスクということは個々人の状況によって異なりますので、何の資産にどれぐらい投資すべきかという「適切なアセットアロケーション個々人によって異なる」ということになります。

30代個人投資家のアセットアロケーション例

私のアセットアロケーションについてご紹介します。

①検討時のポイント

検討のポイントは以下のとおりです。

●リスク許容度
-現在、サラリーマンとして働いており収入が安定している。
-近い将来使う可能性のある予備の現預金は、生活費1年分あれば十分であり確保済み。
-従って、投資資産が一時的に大きく目減りしても問題ない

●アセットアロケーションの方針
-長期投資を前提とし、高いリターンを取るため株式をメイン資産とする。
-株式先進国を中心とするが、よりリスクの高い新興国株も組み入れ、高いリターンを狙う
-暴落時に大きく資産残高が毀損するのは気分的に避けたい。そのため、現金の他、債券や金などの安全資産を一定割合含める
超ハイリスク資産として仮想通貨を1%以内で保有する。


②目標資産配分と実績(2021年5月末時点)

前述した、検討のポイントを踏まえ設定した目標とするアセットアロケーションと現在の実績は以下のとおりです。

ハイリスク資産(株式等): 65%
安全資産(現預金・債券): 35%
その他: 5%


【アセットアロケーションの目標と実績(2021年5月末時点)】

実績と目標が乖離している資産もありますが、概ね上下5%以内の乖離を許容範囲としています。
なお、乖離幅が大きいと、予定より「リスクの取りすぎ」または「リスク回避しすぎ」ということになります。

本来的には、もう少し株式の割合を増やしても良いと考えています。しかしながら、現状の米国株式市場は、金融緩和の縮小予測等を踏まえたマーケットの動きになっており、方向感が不安定になっているので、株式の割合を抑えています。

③定期的なの対応事項

アセットアロケーションは一度決めたら終わりではなく、株式市場の環境や自身の生活環境が変化した場合は見直す必要があります。アセットアロケーションの見直しに関しては、以下の対応をしています。

●リバランの検討(3ヶ月に1回)
目標との乖離幅が大きい資産は、買い増しor売却し、資産配分を整える
●運用目標・方針の見直し(年に1回)
自分の直近のライフプラン、株式市場の状況を確認し、アセットアロケーションを修正

【参考】アセットアロケーション検討時に参考にした事例


前述した通り、アセットアロケーションを一旦は決めましたが、ここに至るまで散々悩みました。その際参考にした考え方や事例があるので、最後に紹介したいと思います。

① 楽天経済研究所の記事


楽天証券のトウシル というページに投資関連の記事が掲載されています。その中で、「株は何割?初心者でもできる「資産配分」計算式:ポートフォリオの作り方」、という記事にある以下の考え方は参考になりました。

株式の割合=100-年齢、債券の割合=年齢

 20代 = 株式80% : 債券20%
30代 = 株式70% : 債券30%
40代 = 株式60% : 債券40%
50代 = 株式60% : 債券40%

年齢が低いほど、リスク許容度が高いため、株式の割合が高いです。私は代なので、上記の株式(ハイリスク資産)70%、債券(安全資産)30%を目安にしました。

②GPIF(金積立金管理運用独立行政法人)

日本の公的年金を運用する機関投資家で、2020年12月時点の運用の総資産額は約179兆円になります。
2020年4月1日からの5カ年の資産構成割合の策定にあたっては運用利回目標(実質利回:1.7%)を満たすことが可能な最もリスクの低い資産構成割合を設定しています。

【2020年4月1日からの5カ年の資産構成割合】
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-1.png

GPIF(金積立金管理運用独立行政法人)HPより引用

GPIFは機関投資家のため、個人投資家とリスク許容度は異なりますが、個人投資家としては以下の点が参考になると思います。

目標とする運用利回りから逆算して、資産構成割合を設定
・各資産について乖離許容幅を設定し、適宜リバランスを実施

なお、資産構成割合や保有銘柄等の詳細はGPIFのホームページからも確認できます。


以上、アセットアロケーションについて、皆様が検討される際のひとつの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました